台所の片隅で地球の事を考えてみた
こんにちは!”ふたり暮らし”のReiです。
寒かったり、暖かかったり過ごしにくいお天気模様ですね。
昨日から雨がときどき降っています。皆様お変わりありませんか?
さて、今日は先日台所で掃除をしていた時に気がついて、気になっていたことについてのお話です。
***最初におことわり ***(カテゴリー分けに迷ったのですが、物を大事に使う事、後世が安心して住める地球を残していくこと、という観点から老活にカテゴリー分けしました。)
気になったこととは?
メラミンスポンジってどうなのよ?
ってことなんです。あれって、こすったり磨いたりしている間にどんどん小さくなりますよね。てことは、へずれた分がゴミとして流れているという事じゃないのか?
えっと、「メラミン」ってそもそも何?
という感じでした。
その成分すら知らずに(調べようともせずに)、『これすごく落ちますよ』という情報に飛びついて、ここ2~3年使っていました。
メラミン繊維とはプラスチックの一種なんですね。メラミンとホルムアルデヒドの重縮合によってできるプラスチックの一種だそうです。
メラミン樹脂はこのスポンジだけでなく、我々の生活に必要な物の中にも多く含まれています。建築資材や自動車部品、電化製品にも使われており、有名なところでは割れない(割れにくい)食器などもありますね。
こうやって、使われている製品を見ると、いかに生活を便利にしてくれる性質を持つものなのかが分かります。
ですが、私は『メラミンスポンジがプラスチックだった』という事実に大変驚きました。
と同時に、水場でも使用していたという事は「それは”マイクロプラスチック”と言われるものを流していた」という事実でもあります。
ちょっとショックを隠しきれない
その時にまとめた図解です。
スポンジと同様に、我々の衣服やそれを収納する収納グッズ、我々の源にもなる食材を包んだフィルムや容器、多くのものがプラスチック製でできていると思いました。
また、衣類を洗う際にでる排水の中にもプラスチック繊維が含まれており、海中のマイクロプラスチックの多くが衣類によるものだという研究結果が出ているともいわれているそうです。これには本当に驚きました。
以前畑の記事でも少しプラスチックの事に触れました。
できる事から始めてみよう
まず、メラミンスポンジとお皿洗いのスポンジをやめました。
水場で使うと、そのままスポンジが流れていく可能性があるからです。少しでもそのリスクを回避したいと思いました。
私が使い始めたものは、『棕櫚たわし』です。
これは以前、木のまな板を購入したときに、一緒に購入したものです。
木のまな板は洗剤で洗うことができないので、棕櫚たわしで掻きだして洗うといいと聞いたことがあったので、購入しました。まな板専用に使っていたものを食器洗いにも使うようにしました。
でも、どうしても洗剤を使いたいときもあるかもしれません。
特に油汚れは、落ちにくいかもしれないと思いました。
なので、セルローススポンジを今回新たに買い足しました。
私が使っている棕櫚たわしとスポンジです。
このセルローススポンジは台所用と書いてありましたが、お風呂掃除にも使っています。
厚み1センチちょっとなので、お風呂を洗うにはどうかと思いましたが、今の所不自由なく使えています。
掃除も箒とフローリングワイパーを使う事が多いです。
フローリングワイパーのドライシートを使っていましたが、それも「ポリエステル製」でしたので、古いタオルを半分に切って、シートとして使うようにしました。
大きな埃をとって水で洗えばきれいになり、繰り返し使うことができます。
箒はこれは私の人生の中で4代目になります。1代目はホームセンターなどで買える2000円くらいのもので、8年位で寿命が来ました。その後もっと安い箒にしたのですが、1年ほどで使えなくなりました。3代目は無印の箒に。レビューが良かったので購入しました。しかし、残念ながら、私にはまったく合いませんでした。
箒が硬いのと、柄と本体のつなぎ目が動くようになっていて、思った位置で止まらないので使い勝手が悪かったのです。そして箒そのものが硬いので、家の中では非常に使いずらいと思いました。今は玄関や庭を掃く用にしています。
去年、漸く、しかも思い切って、ちょっとお値段の張る棕櫚の箒にしました。
『長く使える』
というところが決め手です。掃き心地もとてもいいです。
その他に、私が少しでも環境のためになるのではないか?と考えて実践していることを図解にしてみました。
左側は、あまり続かなかったこと。右側が、続いていることです。
昨年一年間、洗濯の柔軟剤を使わずに過ごし、今年からは洗濯洗剤もほとんど使っていません。
これから取り組んでみたいこと
衣服や下着を天然素材のものに交換していきたいです。丁度、年齢的なものなのか、化繊が肌に合わなくなってきているので、普段よく着るものから順次変更していきたいです。
洗剤を環境負荷の少ないものにチェンジしていきたいです。お風呂用、洗濯洗剤、食器用洗剤はまだ合成洗剤を使用しています。以前、純石鹸(粉せっけん)を液体にして使っていたこともあったのですが、溶かす手間がかかる、匂いが苦手、ゼリー状になり使い辛いという経験があり、現在は合成洗剤を使用しています。現在、情報収集中です。
あとは、調味料などは今はプラボトルに入ったものを使っていますが、瓶入りのものを選ぶようにしたいと思います。
他、キッチンではプラスチック製の容器などをたくさんありますが、順次買い替えの時にガラスや琺瑯にシフトしていきたいと考えています。
まとめ
プラスチック製品は私の生活を便利にして助けてくれるものでもあります。ありがたい存在でもあり、全てが悪とは言えないのかもしれません。
もちろん環境への影響を考えると、使う頻度・選択することを減らしていく方がいいと思います。
同時に今持っているプラスチック製品を、すぐに手放すのではなく「寿命を全うさせてから、正しく廃棄する」という事に尽きるのではないでしょうか。
3R(今では5R.6Rとも)と言われて久しいですが、日本は年間150万トン近いプラスチックくずを海外に輸出してます。(近年アジア諸国において輸入規制・制限が出されたことでその動向が注目されていますね。今後はどうなるのでしょうか?)
日本のプラスチックリサイクル率は
*ケミカルリサイクル:4パーセント(化学分解後にプラスチック製品に生まれ変わらせるというリサイクル)
*マテリアルリサイクル:23%(ごみをそのままプラスチック製品に生まれ変わらせるリサイクル)
*サーマルリサイクル:58%(焼却した際に出るエネルギーを回収することでリサイクル)
だと言われています。海外ではサーマルリサイクルはリサイクルに含まず、ケミカルリサイクルのみでリサイクル率を表示しているそうですから、そうなると日本のリサイクル率は低いという事になりそうです。
新たなものを購入しようとすると、運搬に伴うCO2の排出、製品の梱包に使われる資材など、製品そのもの以外に生じる環境負荷もあります。
あるものを大事に使う事が最も有効なことではないか?という気がしています。
そして、新たに何かを買い求める際には、購入する商品の情報はもちろん、購入に伴う環境へのリスクも考えたいなと思います。
以上、わたしのふとしたきっかけで気がついた環境配慮への考えのお話でした。他にもまだまだ気がついていない事、知らないことがたくさんあると思います。
関心を持ち続ける事が大事であると、今感じています。
拙い文章を最後までお読みいただきありがとうございます。
それではまた次回。