24時間防災訓練をやってみた#1 トイレ
こんにちは。Reiです。
温かい日が続いたかと思えば、またまた寒い日に逆戻り。
体調崩されていませんか?
さて、今日は先日一人で防災訓練を行ったことを書こうと思います。
自分への忘備録として書き残しておきたいことがあるので、数回(予定では5回)に分けて書こうと思います。
一回目の今日は、『トイレやゴミ』についてです。
防災について書かれた記事などを読みますと、「空腹は我慢ができてもトイレだけは我慢ができない」などと書かれていたりします。
と、その前に今回防災訓練に至った経緯や目的を説明しておきますね
今回の訓練の動機と目的
動機
「いつか、一度はやっておかなくては」という気持ちでいました。
先日、夫が東北へ出張する前日の2021年2月13日土曜日の23時過ぎ。
そんな時に『福島・宮城で震度6強の地震』というニュースが飛び込んできました。
その頃テレビのニュースでも、東日本大震災から10年という見出しのものが増えていました。
きっと被災地のみなさんは10年前が蘇り、心穏やかではいられなかっただろうと思います。
夫が出張中は私は一人で過ごします。
一人でいる時に災害が起こった時、備蓄品を運び出したり、運よく運び出せたとして使いこなしたりできるだろうか?という思いがよぎりました。
それで、意を決してひとり防災訓練を実行することにしました。
目的
最初、目的は以下のように設定しました。
*持っている防災グッズは使えるものか
*防災グッズが使いこなせるか
*防災に活用できるキャンプグッズはどれか
*備蓄品が役に立つか
*備蓄品の量は適切か
終わっみて、数値として十分検証できたかは不明なものもありますが、こういう視点で取り組みました。
目標と方法
私は被災経験がなく実際の避難所生活を知りません。
いくら設定を考えようとしても、水害か地震か、その程度は?と設定が定まらず、いつまでも実行ができない気がしました。
それで、目標(縛り)は「24時間電気・ガス・水道を使わずに生活する」という事だけにしました。
但し、実際の災害ではないので汚物を普通ゴミに出せるかわからなかったので、(衛生上の観点から)トイレは使用し、水も普段通りに流すことにしました。
水は、2ℓのペットボトル6本備蓄していますが、事前に6ℓをウォーターサーバーに入れておきました。
災害時のトイレについて考えてみる
今回は電気こそ付けませんでしたが、トイレそのものは普通に使用しました。
摂取した水分は意識的に普段より少なくしましたが(倒れては元も子もないので)、ある程度自由に摂取しました。1.5ℓを食事と飲用併せて摂取したことになります。
それで、トイレを使った回数は7回でした。
我慢すれば回数を減らせたとは思います。
備蓄品の量を最低限の行動に合わせると余裕がなくなるので、できるだけ普通に近い回数を調べた方がいいのではないか?と思いました。
備蓄しているトイレセットについて
以下は、備蓄しているトイレセットです。
非常用のトイレセットとその中身です。
トイレセットは15回分です。
今回7回もトイレにいきましたから、ふたりだと一日分しかないですね(;'∀')
箱には「一人で三日分」と書かれていますから、個人差はあると思いますが、 平均5回くらいトイレにいくという事ですね。
そうなると、ふたりだと一日半か…もう少し買い足しておいてもよさそうに思います。
袋自体は大きいので、匂いが我慢できれば数回分排せつ物が溜まったところで交換する…という工夫もできそうです。ただ衛生面から考えると不適切かもしれません。
実際にトイレにセットしてみた写真です。
トイレ本体にブルーのビニール袋をかけてから、黒色のビニール袋をかけます。
凝固剤を入れてから用を足します。
空気を抜きながら黒い袋だけをはずして口をしばります。
その後、白いビニール袋に入れて口をしばります。
この白い袋に”驚異の消臭力”があるそうです。
このクリロン化成株式会社の消臭袋BOSって、有名なのですね。
私は知らずにアマゾンの口コミを見て購入しましたが、赤ちゃんのいらっしゃる方には、赤ちゃんのオムツを入れるのに有名なようです。子供のいるお友達も知っていました。
大人用のオムツに対応したものもあるようです。介護中の方にも良いかもしれません。
公式ホームページでは、災害関連情報(活用方法)のコラムもありますので、気になる方はそちらをご覧ください。
トイレセットをわざわざ買わなくても、この消臭袋を備えるだけでも良さそうです。中の黒い袋は家にあるビニール袋でもよいでしょう。凝固剤は生理用品やぼろ布、新聞紙などで代用できそうです。
ですから、この消臭袋だけを購入するのも良い方法だと感じました。
なぜなら、ゴミ袋としても活用できるからです。
ゴミも放置していたら悪臭や衛生上の問題、虫も寄ってきてしまうだろうな、と思いました。今回は24時間という期限付きですが、長期間になったり、夏場だと困った問題になりそうです。
~2021年2月26日 追記~
私は黒いビニール袋のかけ方を間違っているようです。
クリロン化成株式会社様の公式サイトを見ましたら、便座の坐るところ全体を黒い袋で覆うようです。
公式サイトでは以下のように袋をかけています。
確かにこのように掛けたら、便座も汚れませんし衛生的に次の方が使えますね。
ご使用の際は、私のように間違われませんように。
併せて、投稿初日に記載しました会社名が間違っておりました。
誤:クロリン化成株式会社→正:クリロン化成株式会社です。
訂正させていただきます。申し訳ありません。
そもそもトイレ本体が使えない時はどうする?
トイレ本体を「坐る」「汚物を受ける受け皿」と考えた時、それ自体が使えない時もあると思います。例えば地震で壊れたり自宅の損壊状況によって使えなかったり。
そんな時はどうすればよいか?と考えてみました。
私は洗面器や浅めの段ボールでも代用できそうかな?と思いました。
ちょっとやってみました。
和式トイレのようにしゃがんで使えば、何とか使えそうです。小さなお子さんは自力では無理そうなので、親が支えてあげると良いかもしれません。
昔読んだ記事で、阪神淡路大震災の時にトイレが使えず、”体育館の中の一角にダンボールで仕切れらたトイレを作った”、”グラウンドに穴を掘ってトイレとした”というものがありました。
そういう場合は、本当にトイレをすることにハードルを感じたことでしょう。
「自分はそこで用を足せるか?」…とても自信がありません(;・∀・)
本当に被災者になったら、そんなこと言ってる場合じゃないんじゃない?
そうだよね(>_<)
最悪の事態(外で用を足さないといけない)の時、少しでも羞恥心を和らげる方法を考えてみます。
こういったポンチョを羽織って用を足すというのはどうだろうか?
左の白い踏み台をトイレとします。ポンチョを羽織ったまま坐ると、肌の露出は抑えることができます。
それでもまだハードルが高いですね。
最近はポップアップテントが安価でコンパクトなものもありますので、ひとつお家にあると囲いができてもう少しハードルが下がりそうですね。我が家も今後検討したいと思います。
トイレはできれば落ちついてしたいもの
トイレットペーパー
トイレットペーパーは、非常持ち出し袋に一人づつ一巻き分を入れています。
芯を取り除いて潰してジプロックに入れています。
トイレをする環境にもよると思いますが、このままだとずっと手に持っていなければいけないので、不便だなと思います。
芯の中心に紐を通して首から掛けられるようにしておくと便利だなと感じました。
これだと両手が空きますし、どこかに置くより清潔が保てます。
まとめ
防災訓練の中で、災害時のトイレについて考えてみました。
トイレは外観が問題なく使えそうでも、建物の中の配管がどのようなダメージを受けているかが分からないので確認ができるまで使用できない、という事があるようです。
マンションなどの集合住宅では、トイレを使って下階の部屋へ汚物が漏れたという話も聞いたことがあります。
また、停電になると増圧直結方式のマンションの場合は、水を送ることができず停電が復旧するまで水が流せません。ご自身のマンションがどのようなシステムで水が供給されているかを確認することも大事ですね。
すぐには使えないことも想定して、何らかの対策をとっておくと良いかもしれません。
消臭袋は実際には使用していないので効果のほどは分かりませんが、口コミでは効果はあるようです。一度防臭袋のみのタイプを購入して、夏場の生ごみの臭いなどを確認してみたいなと思います。
防災への備えって考えれば考えるほど難しい
あると便利な物や災害時の生活で役立つものがいっぱいです。
どういう基準で何を揃えるのかを考えないとな、と感じています。
このあとは、食事に関すること・睡眠や寝具に関すること・照明に関すること・寒さ対策などについて考えていく予定です。
記事が書けましたら順次アップしていきますので、お読みいただけると嬉しいです。
また、後日防災訓練の様子を動画にしたいと思いますので、そちらも併せてご覧いただけると、めっちゃ喜びます。チャンネル登録をお願いします♪
*動画ソフトをアップデートしたら、パソコンのスペックが追い付かないようで全然動かなくなって( ;∀;)今編集していますが、もう少しかかりそうです。
長文、最後までお読みくださりありがとうございます。
それではまた次回。