わたしがル・クルーゼを手放したわけ
毎日暑いですね。
キッチンで料理していると、汗だくになります。
熱中症に注意してキッチンに立たなければ・・・と思う今日この頃です。
さて、料理といえば必ずと言っていいほど、お鍋を使いますね。
みなさんどんなお鍋をお使いですか?
中でもル・クルーゼと言えば、多くの方がご存知のブランド。
ル・クルーゼとは
私もル・クルーゼ持っていました。結婚祝いに頂いたものです。
なので、自分でル・クルーゼについて調べたことがありませんでした。
使い始めて15年もの間、まともに調べたことがないなんて(;'∀')
ご存知の方が多いかと思いますので、簡単にご紹介。
ル・クルーゼとは
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1925年に誕生したフランス生まれのキッチンウェア。90年以上の歳月をかけて、小さな村の鋳物工場から世界を代表するブランド(中略)
https://www.lecreuset.co.jp/lecreuset-about.html
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すぐれた熱伝導。ずっしりとした鋳物に、計算されたドーム型のフタ。 そして、独自のスチームコントロール機能。
素材の雑味は逃しながら、旨みと栄養をしっかり閉じこめるから、美味しくて、からだに嬉しい料理が失敗なく作れます。
しかも毎日使っても、100年でも持ちこたえる丈夫さ。(※2)
ル・クルーゼは、鋳物ホーロー鍋のパイオニアであり、到達点。
世代を超えて受け継がれる鍋、それが、百年鍋と呼ばれる理由です。
https://www.lecreuset.co.jp/lecreuset.html
うーん、何だか、聞いただけで料理が一気に上手になりそうな気がしてきます。
実際ル・クルーゼで料理していた時は、確かに美味しかったんです。
うまみが閉じ込められている感じで、特に野菜の美味しさが際立ちます。
ベタ誉めなのに何で手放すの?
理由は三つ。
1.琺瑯がはがれた
2.大きい
3.重たい
です。では一つ一つ見ていきましょう。
1.琺瑯がはがれた
これは捨てる決心がついた理由です。
もしも、未だに琺瑯がきれいだったら、もう少し後々まで所有していたかも知れません。琺瑯が剥がれたのは、完全に私たち夫婦のミス。
まず私。
最近、ちょっとボケっとしていることが多かったのか、食材だけを入れて、強火で調理してしまった。しかも短期間の間に3回も。
結果、鍋底がひどく焦げ付きました。
そして、夫。
夫は夕飯の後の洗い物をしてくれるのですが、お鍋を洗った後に空焚きをして乾かしていたようなのです。
そして、わたしが3回も焦がしてしまったときには、重曹とメラミンスポンジで磨いてくれたようなのです。
そんなことを繰り返している間に、お鍋の内側が段々とグレーに近い色へと変わっていきました。
最後の極めつけは、ご飯を炊いたとき少しおこげをつけたこと。その時初めて琺瑯が剥がれました。ご飯粒と共に。(その時のご飯は食べずに処分しました)
大好きな先輩方から頂いたものだし、好んで使っていたので、かなりショック。
何とか修理できないかと、ル・クルーゼのホームページを確認しました。
しかし、『製造工程上修理やメンテナンスは行っていない』となっていました。
(;・∀・)!!やってないのですか?修理。ガックリ。
(浅い)私の調べでは、現在、琺瑯鍋のメンテナンスや修理を実施しているメーカーは、バーミキュラさんのみ(多分ね。もし他のメーカーさんでやってくれるところがあったらごめんなさい)。
そして野田琺瑯さんはホームページ上で、琺瑯が剥がれた場合でも素地が鉄であり、錆が出ても鉄さびで、有害物質が出ることはないとしています。(使ってよいとは明言してはいないけれども、安心ですと明言しています)
ただ、ル・クルーゼさんのホームページ上では、琺瑯が剥がれた場合そのまま使い続けても大丈夫なのかどうかの記述を見つける事ができませんでした。
心配性の私は、使い続ける事ができなかった。
そして、ル・クルーゼは暫くの間放置され、後に布巾の洗浄用に使われることになりました。
余りの勿体なさに、何とか使い続けようという、苦肉の策です。
2.大きい
私の持っているル・クルーゼは直径22センチ・3.3リットルのものでした。ココット・ロンドというものです。
現在は仕様の変更などで、シグニチャーココット・ロンドと呼ばれているようです。
おそらく贈ってくれた方は「結婚して家族が増えても使えるもの」という考えで選んでくださったに違いありません。
冬場のお鍋料理、ジャム作り、煮込み料理、活躍のお鍋でした。
しかし如何せん大きすぎ。つい作り過ぎてしまうのが難点でした。
鍋に合わせて材料を用意する私も悪いのですが、少量のものを調理しにくいし、見栄えが良くないのでつい多めに入れてしまいます。余りのものができてしまったり、何日も同じものを食べるという事になりがち。
いつしか、もう少し小さなお鍋を手に入れたいな、と思うようになっていました。
重たい
重たすぎる問題。これが一番の大きな問題でした。
当初から重たいと思っていたのですが、その重たさが逆に美味しさの秘密だと思っていました。
それは今でも同じ思いです。
ただ、いつまでもわたしの体が同じとは限らない。
私は4年前に両手の手根管症候群を発症して、今も完治はしていません。痛みと何とかうまく付き合っている状況です。つまむ・握る・支えるなどの動作が辛いです。
鍋は調理しているときは殆んど置きっぱなしですが、テーブルに運ぶとき、洗うとき、収納から出し入れするときは必ず持ち上げるという作業が伴います。この時に手首がとてもつらかったのです。
「いつかお鍋をもう少し軽いものに」という思いが4年前からずっとあったという事です。
つい先日まで、琺瑯のはがれたル・クルーゼで、布巾を洗浄していた私は馬鹿でしょう、自分の手を痛めつけて使う必要あるのかな…っていう思いがふつふつと。
そこで思いきって手放すことにしたんです。
それを置いていると、見るたびに先輩方に申し訳ない気持ちが湧き上がりますし。
頂いたときの嬉しい気持ちだけはいつまでも忘れずに私の心に残っているから。
うちのお鍋フライパンを測ってみた
- ココット・ロンド22cm・・・3950g
- 燕三20センチ・・・796g
- 燕三18cm・・・656g
- 雪平鍋・・・331g
- 片手小鍋・・・300g
- ご飯用土鍋・・・2550g
- 卵焼き用・・・202g
- 鉄フライパン・・・539g
- 鉄フライパン薄手・・・801g
- 鉄フライパン厚手・・・1398g
- スキレット・・・1621g
- ステーキ皿・・・676g
- 蒸し器・・・1061g
注意:全て、私調べ。ホームページとは少し違うものもありました。
こうやって見ても、ル・クルーゼは圧倒的な重さです。
今後はどうする?
現状を振り返ると、中身がいっぱいの状態のお鍋やフライパンを片手で持ち上げて料理をよそう、などの行動がかなり厳しい状況です。(燕三のお鍋は一応両方に出っ張りがあって持ち手のように使えますが、取り外し可能なハンドルは片手鍋方式なんです。これは人の結婚式の引き出物で頂いたものです。)
こうやってみていくと『本体だけで800gを越える重さの片手鍋』は、今後は選ばないようにしなければならないだろうなと思います。
ただ、今持っているお鍋は薄いものが多いので、長時間の煮込み料理に適していない感じがあります。
まとめ
今回の ル・クルーゼの一件で学んだこと。
・まず正しい使い方を知ったうえで使う事
・自分の状況に合わないものは手放して、スムーズに苦痛なく過ごせるような道具を使う事
これから歳をとる一方です。今より、気力・体力・筋力が旺盛になる事は、まぁ普通に言って可能性は低いでしょうから、使いやすく軽いものへシフトしていきたいと思っています。
毎日使うものですから、なおさらです。
次に買うときは、自分に合うものを見つけたい、そして買いなおしをしなくて済むようにお手入れをして使い続けるようにしていきたいと心に強く誓いました。