24時間防災訓練をやってみた #5 寝床
こんにちは。”ふたり暮らし”のReiです。
今日は防災訓練での気づき、5回目『寝床・寝具』についてです。
人の人生の1/3は寝ている時間なんですって
だから寝る環境って大事ですよね。
それではさっそく備忘録を。
エアマット
以前もう7から8年くらい前でしょうか。100均で揃えた簡易的な防災グッズを持っていましたが、3.11の後、不安が大きくてちゃんと防災用品を揃えようという気になりました。当時フェリシモという通販会社をよく利用していたので、そこの防災リュックを揃えました。(当時はキャンプを始めていなかったので、いろいろ揃えられてよいと感じていました)
その中にエアマットが入っていました。
空気をいれてみた
これはストローで空気を入れるタイプのものなので、実際にできるかやってみました。
だいたい5分30秒ほどかかりました。
途中であきらめたいくらいしんどかった
酸欠でクラクラしました。これを膨らませるのは体力が必要です。
入れ口がストロー一本分ですから、エアポンプサックのようなものも使えません。
寝心地
寝心地は悪くありません。
体もしっかり支えてくれる感じがします。床からの冷えもある程度遮断してくれ、冷える感じはありません。
身長160センチの私が横になっても40cmほど余裕がありますから、身長の高い人でも眠ることができそうです。
このマットの難点
床との相性が悪いのか、寝起きするときにマットが床の上を滑ります。ちょっと用心が必要です。寝返りするとマットが動いてズレます。床がカーペットだと良いかもしれません。
また、上の写真のように坐ることは難しいです。
グラグラして安定しないので、手で支えていないと坐っていられません。
お尻など一点に体重がかかるとつぶれて床についてしまい冷えます。
次にあげる難点は個人差があると思います。
私は敏感すぎるので気になるという点です。
それはビニール音です。準備や片付けの際もかさかさと音が出ます。
そして何より夜寝ているときに寝返りのたびにガサガサと音がしてしまいます。私はどうしても気になりました。
自分自身が気になるというよりは、「周りの人に迷惑をかけないか」ということが特に気になります。
さらに、ビニール製なので長期の使用や繰り返しの使用にも耐久性の問題があるなと感じています。
このエアマットはどんな人に適しているか
寝心地は悪くないので、全く使えないと言うわけではありません。
まだ寝返りができない赤ちゃんや寝たきりで自力で動けない人には適していると思います。
赤ちゃんについては寝返りができるとエアマットの凸凹に顔がはまってしまうと窒息の危険もあるので、寝返りができない赤ちゃん限定が良いだろうと思います。
寝たきりの人については、自力で動いて座れる人などには安定性が悪いので向いてないという考えです。
最近は避難所でも長期になる場合などダンボールベッドが提供されたりすることもありますよね。ありがたいことです。ダンボールだけだと硬いと思いますので、寝たきりの方などにはこういったものがあると良いかと思います。
そういった人が避難所に居たら使えるので、捨てないとは思いますが、私にとっては利用価値が低いものとなりました。
また、会社に一つ置いていると帰宅が困難な状況になった場合、オフィスなどで床に敷いて眠るのにも適していると思います。畳んだ状態ですと薄いのでオフィスの机やロッカーがある人は入れておけると思います。
使用した後
写真のそれぞれ、左が使用したもの、右が未使用のものです。
空気を抜いて畳む作業に20分ほど時間がかかりました。少し厚みは出ましたが、それなりに元に近い形にまで仕舞うことができました。
完全にきっちりと空気を抜くのは難しいと感じました。
もし、避難生活中に避難所を移動するなどの事態になった場合。そのまま運ぶにはかさばるし、空気を抜くのは時間がかかるし、ちょっと不便かもしれないと感じました。
結論
私の意見としては、使いづらいなと感じています。上記のマットは防災リュックに入れているので、他に何も持ち出せなかったら使うと思います。
キャンプ用に買ったマットが持ち出せたら、そちらを使おうと思います。
こちらのマットも床からの冷えを遮断できます。
またフローリングでも滑りませんし、私にとっての不快な音もしません。ヨガマットでも代用できそうです。
最小の折り畳みがこの形ですからかさばりますが、寝心地・坐り心地の安定性からこちらを選びます。
寝具
寝袋
我が家はキャンプをするので、寝袋を一人一つ所有しています。その前提でお話ししますね。
最近の住宅・マンションは耐震基準を満たしたものが多いでしょうから、地震で容易に倒壊することはないかもしれません。3.11の時も地震で倒壊したものより津波で倒壊した建物ばかりだと聞いたことがあります。
豪雨の時など自宅が浸水した場合は暫くは寝起きすることも難しいでしょう。
自分の住む環境により、寝袋もあった方が良いかもしれない防災グッズの一つと思います。お布団を持ち出せたり、違う場所まで運べる場合・運ぶ術のある人は普段使っているお布団でもよいと思います。
寝袋をどう管理していますか
寝袋の状態をできるだけ良い方法で保管することを考えて、我が家ではスタッフバッグから出して保管しています。
しかしこの方法、防災の目線で考えるとちょっと困ったことに。
いつもは左の状態で(本当は吊るしておくのがいいらしいのですが、吊るすところがないので)大きな袋にふんわり入れて収納しています。
寝袋に付属されていた袋にしまうと右のようになります。全体で1/8ほどの大きさになります。
大きくて持ち歩くの大変そうね
そうなんですよ。今、頭を悩ませています。
まぁ、あんまり深刻になり過ぎるのも良くないので、今のまま現所維持としようと思います。
以前みたツイートで寝袋を普段から使って眠るという人がおられました。
それもありだな
と思ったりしました。羽毛布団の買い替えの時期が来たら、考慮してみたいと思います。
まとめ
リビングの一角に写真のように避難所を想定して、避難訓練をしました。
寝ることは体力を温存・回復させるのにも重要です。
実際に被災したら、眠れぬ夜を過ごすのでしょう。
毎日、温かいお布団とスプリングの効いたベッドで眠れることのありがたさを痛感しました。
これまで、五回にわたり私の防災訓練の内容をお伝えしてきました。
被災経験がないので、実際の避難生活・避難所生活がどのようなものか、ニュースで見聞きしたことを想像するしかありません。私なりに想像しながら訓練を行いました。
今備蓄している物や供えている防災グッズを見直すキカッケになったと思います。
防災訓練の備忘録は今回で終わりとします。後日改めて、備えることについても考えてみたいと思います。
それでは、また次回お会いしましょう!
最後までお読みくださり、ありがとうございます。