スリッパの履き心地が生活の質を左右する⁉
突然ですが、お客様用のスリッパってお持ちですか?
今の家に越してきてから、客用スリッパはありませんでした。
以前客用として使っていたものを引っ越し後に今の家で使っていたからです。
ありがたいことに(?)その間来客もなかったので、客用スリッパが必要になることがありませんでした。
しかし、その日は突然やって来た!
お客さんが来た時に、お出しするスリッパが無かったんです。
丁度その時に、トイレ用のスリッパを新しくするのに、未使用のスリッパがあったので、それをお出しして乗り切りました。(それは100均のタオルスリッパだったのだけれど!!)
そんなことがあってから、客用スリッパを用意しておこうと思い購入しました。
そうそう、よそのお宅に伺って、客用スリッパを履くとき、実は何となく気持ち悪いのは私だけ?
少々潔癖症の気がある私は、素足で履くわけでもないのに、少し湿り気のある(様な気がする)そのスリッパを履くのにちょっとだけ勇気が必要です。
履いてみたものの、指先と踵で立つようにして、接着面ができるだけ少ないようにしてみたり。もうそのスリッパに足を入れてしまったのだから、そんなことは意味のないことだけど、心持ち浮かせてるっていう。
だから、自宅に客用スリッパを用意するときは、簡単に拭けるものが良いと思っていた。
ネットであれこれ探して、ちょっと高級そうに見えるシャンパンゴールドの合皮。だけどトイレスリッパには見えないやつ。
それはちょっとスリッパにしてはお値段が張ったけれど、絶対に拭けるものが良かったので、購入した。
稀にくるお客さんは、「素敵なスリッパですね」「ふかふかで気持ちいいです」と言ってくださっていた。
そう、多分、客用スリッパとしては、このスリッパ優秀なんだと思います。
なぜ、『客用として優秀か』と言いますと…
この春、自分達が履いているスリッパがくたびれてきて、買い替えの時を迎えたんです。客用スリッパは結局4足を同時に使う事はなかったので、2足を自分たち用にしようということになり、普段に履き始めました。
ふかふかの履き心地に、最初は「気持ちいいね」などと夫と話していたのもつかの間。
数時間も履いていると、歩き心地の悪いことに気がつく。
ふかふかすぎて歩きにくい。
台所仕事などでしばらくたっていると、踵が痛くなり足が疲れる。
素足に履くと、合皮が足裏にべったり貼りつく感じ。
良いところがなかった。
それでも、「数日履いたら慣れるだろう」と、2週間は我慢して履いた。
でもね、それを履いて
立ちたくないくらいに
歩きたくないくらいになっていた。
スリッパの履き心地がこんなに生活に影響するなんて思ってもみなかった。
この週末、スリッパをついに買い替えてしまった。
新しいスリッパは、無印良品のもの。以前無印のものは使ったことがあるのだけれど、モデルチェンジしていたので、戦々恐々として履き始めた。
今のところ不都合はない。
あの客用スリッパに比べたら全て良く感じるかも…という域に到達していたので、今が快適すぎる。(もちろん無印さんの商品力もすごいんです!)
自分に合うスリッパの履き心地って意外に大事。
本当に生活の質を左右するくらいに。
でもふと思ったんです。
スリッパって試着する前提で売られていないよな、って。
ディスプレーの仕方もそうだし、スリッパ売り場のところに試着するための椅子やカーペットなんて置いてない。そもそも左右の中心が留められているから、試しに履いて立って歩いて・・・なんていうのは想定されていない。
靴と同じ『履き物』なのに、不思議だ。
在宅時間が長くなった昨今、靴と同じ様にスリッパも試着して自分に合う一足を見つける、みたいなことにならないかな。もちろん、普段ヘビロテする消耗品だから、安価でなくっちゃいけない(笑)。