この何気ない一日のキセキ

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母の白内障手術を経験し思う事

私の愛用めがねたち

先日、母が白内障の手術を受けました。
近頃はどこの病院も日帰り手術で済むことが多く、手術自体も短時間で終わりますよね。

しかし今回、いろいろな問題もあるのだなと感じる事があったので、書き留めておきたいと思います。

 

まず、病院選び。
母は元々目の病気があり、50代からかかりつけの眼科があった。
自宅からも比較的近く、タクシーでワンメーター。
今回の手術もその病院ですすめられて受けることになった。

そこで手術を受けるのは初めてだったのだが、術前、術日、術後1日目の受診は、いずれも付き添いが必要だったこと。
どうしても来られない場合はどうするのか、病院に問い合わせたところ、
「当院では手術できません」
という返答だった。
母の場合は、私たち子どもがいるからいいのだけれど…

 

えっと、私たち夫婦は子どもがいない。
連れ合いのどちらかが亡くなったり、兄弟もいない場合は、友人などに頼むしかない。
子どもがいたとしても、遠くで暮らす人もあるだろう。

ハードルが高いなと感じた。
白内障など簡単に済む手術ならば同席したり、サインするのをOKしてくれる友人もいそうだが、もっと大きな病気や手術となると、断られそうな気もする。
実際その時にならなければわからないけれど。

もちろん病院側のそうせざる得ない事情も理解できる。
なので、自分が病院を選ぶときは、その辺がもっと緩やかな病院を選ぶ必要がありそうだ。

 

そして、日帰り手術と入院手術、どちらが本当に負担が少ないのか。と言う事。
もちろん自宅で過ごす方が、気は楽だろう。
入院に必要なものを揃える手間も省ける。
断然日帰りの方が楽だ。

と思っていた。しかし色々と問題もあった。
手術当日は私は実家に泊まったのだけれど、片目に眼帯をして、眼鏡もかけられない状態では足元がおぼつかない。危なっかしいったら。
せめてもの救いは、お風呂や洗顔が禁止だから、”お風呂場で滑って転倒”なんていう事態が無いこと。

術後1週間のうちに、3回通院しなければいけないのも、結構大変だよなって思う。
入院だったら、3回のうちの2回くらいは入院中に診察できるのだろうから。

問題は、新しく手術の後に出た飲み薬を忘れちゃうのよ。
寝る前に飲まなきゃいけなかった眼圧を下げる薬を母は飲み忘れていた。
夜中12時頃、ふと思い出して薬の袋を見たら飲み忘れていたので、慌てて母を起こして薬を飲んでもらった。
料理は手元が危ないので、包丁を使わずに済むように、母は冷凍のチンするお弁当を8食分頼んでいた。

 

一人暮らしの高齢者が多い昨今、日帰り手術もなかなか大変なのだと思う。

まぁ、今回は手術も無事に済んだし、経過も今のところ順調だし問題はなかったのだけれど、自分が母の年齢になる頃を想像すると考えさせられることが多かった。

 

・老後一人で暮らす頃には、何でも協力し合える友人が数人は必要。
 (説明に同席してくれたり、サインを快く引き受け合える友人)
・病院を選ぶときは、融通の利く病院を選ぼう。
 (入院か日帰りか選べるとか)
白内障の手術に関しては、一歳でも若いうちにやっておこう。

なんてことを思うのだった。
「特に”何でも協力し合える友人”って言うのは一番必要だな」
なんて思ったりしている。

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