三年ぶりに髪を切る - この何気ない一日のキセキ

昨日、3年ぶり、厳密には2年9か月ぶりに髪を切りました。
美容院に行くのも2年9か月ぶり！

何故、そんなに行かなかったのか。
理由は二つあって、美容院で嫌な思いをしたこと、似合う髪型・したい髪型が分からなかったこと、です。そして、この出来事から学んだことを書いていきます。

＊＊＊一つ目の理由、嫌な思いをしたことについて＊＊＊
ほんの些細なことです。もし他の人なら何とも思わないか、他の美容院に変えていたことかもしれません。
以前髪が短かった時、伸ばしたいと思っていました。私は綺麗に髪を伸ばしたかったし、ショートボブでレイヤーと言うのでしょうか、髪が段々になっていたので少しづつ揃えて、綺麗なロングヘアにしたいという思いがありました。（→素人考えなのかもしれません）
丁度引っ越しした直後だったので、その美容院には3回目の訪問でした。
私は理由を述べて、毛先をカットしてもらうようにオーダーしました。髪を切り終わった頃、その美容師さんが「伸ばすなら私なら絶対に切らない、だって、髪の毛って一ヶ月に1センチしか伸びないのよ」とおっしゃったんです。
とてもがっかりして落ち込みました。
事前にカウンセリングをしているのだから、何故その時にアドバイスしてくださらなかったのか。。。
とても嫌な気持ちになり、美容院に行くのが何だか嫌になってしまったのです。

他の美容院に行けばいいのでは？となるところですが、また同じ思いをしたくない・・・と言う恐怖心から美容院に行くことができなくなってしまいました。
本当に、今思えば些細なことですし、その美容師の方にしても次回へのアドバイスのつもりだったのかもしれません。

＊＊＊二つ目の理由　似合う髪型・したい髪型が分からないについて＊＊＊
これは誰しもが思う事なのではないかと思います。（→私だけかな？）
若いころに似合っていた髪型でも、歳を重ねると何だか似合わなくなったり。若いときには苦にならなかった長さが、今は持て余していたり。着る服の好みが変わって服のテイストに合う髪型ってどんなものかと考えたり。私は着物を着たときにアップヘアにしたいと思う反面、着物をさらっと着るために短い髪が便利なのでは？と迷ったり。

根底に毎日着物を着たいな・・・と思っていたので、短い方がヘアスタイルを気にしなくて良いかも、という思いで短くしました。そのころ丁度友人とランチに行った時の事。「短い髪で着物を着たら、おばさんじゃん」と言われたことがあって。友人はそんなに深刻に言ったわけではないと思います。だけど、「あぁーそうなのか。そんな風に見られるのなら伸ばそうかな」と思ってしまいました。実際、アップヘアの着物姿の方が好みではあります。
でも、好みなのと得意なのとは別物で、自分でアレンジするのはなかなか時間のかかる作業だし、うまくできない事の方が多かったんです。

ほかにも、長くしておくにしても短く切るにしても、「どの髪型が自分に似合うのか」全く分からない、というジレンマ。
髪型一つで印象が変わるので、難しいなって思います。

＊＊＊
今回切ろうと思ったきっかけは、腰辺りまで伸びた髪を乾かすのが大変だったからです。そして、寝てるとき、髪の毛が背中の下敷きになり、寝返りを打つ時に引っ張られて起きてしまう事が多かったから。
これ、若いときは同じくらい長い時期もあったんですけど、全くそんな経験をした記憶が無くて、その頃はどうやって寝てたのかな？と真剣に悩みました。
あとは、だんだんと暑くなってきて、お風呂上りに汗をかきながらドライヤーをするのが嫌になったからです。

今回は、こころ新たに勇気を出して、以前と違う美容院を予約しました。
とても話しやすい気さくな美容師さんで、いろいろ相談にのってくださり、少し思ったのとは違う髪型にはなりましたが、とても『似合っている』って自分で思える髪型になりました。

この二つの理由を振り返ると、私って人の意見に流されやすいのだな・・・と思いました。そしてその意見に固執するというか、周りの目を気にし過ぎているのではないか？という思いに至りました。
人の意見を聞くことは大事ですが、悪いことや他人に迷惑や心配をかける事でなければ、自分の考えや思いを貫くことも時には必要なことなのかもしれません。
もう人生の折り返し地点の年代ですから、自分というものを持って、自信を持って生きていきたい。と強く思いました。