眼鏡選びとケース
去年の夏ぐらいだったと思うが、老眼鏡を購入した。
シニアグラス、おてもと眼鏡…
色々素敵な呼び名があるものだが、老眼鏡である。
”眼鏡”と聞いて思い出すこと。
私は幼いころから眼だけは良かった(視力が良いという意味でね)。
今でも視力は左右共に1.5だ。
姉たちは小学校高学年頃から視力が低下して、眼鏡やコンタクトレンズを使っていた。
二人の姉は、(私と比較すると)頭が良く、手先も器用だった。
成績も優秀で、地域でも上位一、二を争う水準の高校に行った。ピアノは弾けるし、そろばんは段持ち、編み物もできる。
そんなだったから、私の中では、眼鏡をかけているのは「頭のよい人」の象徴だった。
目が良い時は、眼鏡に憧れていた。=頭が良くなりたかったのか…な?
今思えば、眼鏡は不便そうだし、コンタクトも毎朝装着して、帰ったら洗浄して、と煩わしかったに違いない。(当時、1Dayコンタクトなんてなかったから)
そもそも、コンタクトレンズを目の中に入れる事がすごい!いつも洗面所で横目に見ながら、恐ろしかった記憶がある。
私は怖くて、できなかったと思う(笑)
そんなこんなで憧れのあった眼鏡。
いよいよ私も眼鏡デビューしたわけだ。
老眼鏡でね。
正直なところ、老眼鏡が必要な程、視力の低下が進んでいるわけではない。
眼科きちんとで調べたところ、「視力も良いし、老眼はありません」と言われた。
しかし目の疲れがひどい。
ピントを合わせるのに必死なのだ(たぶん)。
眼鏡屋さんにいったら、軽い老眼鏡をかけると良いですよと言われたので、疲れ目が少しでも改善するならと購入したのだ。
フレームを選ぶときに、どうせ眼鏡をかけるなら、「かけ心地が良いものを」と思った。いろいろとフレームを実際にかけさせてもらって、かけ心地のよいものを選んだ。
その時はそれが重要だと思ったのだ。
老眼鏡を買ってしばらくした頃、選んだフレームが失敗だったと気がつく。
眼鏡を仕舞う時の問題だ。
その眼鏡はちょっと特殊な形をしていて、専用のケースに入れなければならない。
一般的な眼鏡ケースより少々幅を取る。
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一般的な眼鏡ケースに入れたときに、眼鏡のつるとつる先のモダンと呼ばれる部分がはみ出てしまい、ふたが閉められないのだ。
老眼鏡って、常時かけるものではないので、読み書き、針仕事を仕事にしている人でなければ、ケースに入れておく時間の方が圧倒的に長い。また、外出時も必要に応じて持ち歩くことになる。
ということは、老眼鏡に求めるものは
”見え方の良さ”と
”コンパクト性”だ!
と今は思うのだ。
そんなことを考えずに買ったものだから、ケースが壊れたときにぴったり合う替えのケースが売ってないのよ。
使い始めて、数ヶ月でホックの部分が壊れて閉じれなくなった。(もしかしたら、同じ眼鏡屋さんに行ったら売っていたかもしれないけれどね。)
それで、仕方がないので、自分で作ることにした。
今の眼鏡ケースよりコンパクトに
しかし全体が覆えて
ある程度の衝撃に耐えうるケース。
試行錯誤しながら、作ってみた。
内側はキルト芯を入れて、外側は、帽子のつばなどに使う芯を入れた。
つるを持って取り出しやすいように、袋部分にカーブをつけてみたり。
始めて作ったにしては、なかなか上手くいった。
ちょっとふたが浮き気味なので、開けやすいのだが見た目が良くないので、改善の余地はあるかも。
しばらくこれを使ってみて、次、気が向いたらふたのおさまりが良いように作り変えようかなと思う。
いつになることやら…笑
そしてもし、次に老眼鏡を買わなければならない時は、さっと取り出して、さっと仕舞えるコンパクトなものにしようと固く心に誓うのだった。